ぼくは、自分の名前が言えない男の子

ぼくは自分の名前が言えない男の子。でも、だからってみんなと遊べないわけじゃないんだ。鬼ごっこや追いかけっこ、かくれんぼだって大好きだし、ひみつのお話をしてくれたら、ぜったいに守るよ。

チャーリーへ贈る、アプラキシアの詩

ぼくは、自分の名前が言えない男の子
でも、だからってみんなと遊べないわけじゃないんだ
鬼ごっこや追いかけっこ、かくれんぼだって大好きだよ
ひみつのお話をしてくれたら、ぜったいに守るからね

ぼくは、言葉をすぐに返せない男の子
でも、話が分かっていないわけじゃないんだ
おもしろいことも大好きだし、みんなと何も変わらないよ
だから無視したり、逃げ出したりしないでほしいな

ねえ、ぼくの脳とお口は、みんなみたいにうまくつながっていないんだ
心の中ではちゃんとお話しできているのに、声にするとごちゃまぜになっちゃうの
もしぼくの言葉がうまく聞き取れなくて変に思えても
ぼくの顔を見て、じっと聞いてみて。身ぶり手ぶりでびっくりするほど伝えられるから
そうすればぼくの気持ちが伝わって、親友にだってなれるよ
ぼくはみんなと同じなんだから、無理して取り繕う必要なんてないんだ

だから、すぐに決めつけないでね
少しだけ待って、やさしくしてくれたらうれしいな
ぼくがどんな気持ちでいるのか、本当のところは誰にも分からないから
こわくて、ひとりぼっちで、不安なんだ

ぼくが願っていることはとてもシンプル、みんなと同じになりたいだけ
ぼくの言葉で、お話しできるようになりたいだけなんだ
あたまの中に閉じ込められたぼくの世界を、みんなに伝えたい
たくさんの思いや考えが詰まっているのに、いつも誤解されてしまうから

ぼくだってみんなと同じように、賢くていろんなことができるんだ
できないなんて思い込まないで、みんなと同じようにできるから
ぼくは男の子、みんなと全く同じなんだよ
たったひとつの違いはね、自分の名前が言えないことだけなんだ

アプラキシアやお子さんの言葉の発達について気になることがある場合は、すぐに言語聴覚士に相談して評価(検査)を受けてみてください。

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