幼児の微細運動能力の発達
お子さまは、手を握ったり開いたりすることから始まって、園に入る頃には鉛筆で自分の名前を書けるまでに成長します。では、子どもの微細運動(手先の動き)はどのように発達していくのでしょうか?
お子さまは、手を握ったり開いたりすることから始まって、園に入る頃には鉛筆で自分の名前を書けるまでに成長します。では、子どもの微細運動(手先の動き)はどのように発達していくのでしょうか?
この記事の内容
- 微細運動能力とは?
- 発達性協調運動障害のサイン
- 生後3〜6か月頃
- 生後6〜12か月頃
- 1歳〜2歳(12〜24か月)頃
- 2歳〜3歳頃
- 3歳〜4歳頃
- 手先の運動能力を育む簡単な6つのアクティビティ
微細運動能力とは?
微細運動能力とは、身の回りのことや食事、文字の練習など、日常のさまざまな動作で使われる手や手首の筋肉と腱の働きのことを指します。微細運動が必要とされる動作には、次のようなものがあります:
これらすべてのスキルは、幼児期を過ぎても時間をかけて手先の運動機能が向上していくにつれて、少しずつ発達していきます。多くの赤ちゃんは生後3か月までに手を握ったり開いたり、ガラガラを振ったりできるようになりますが、すべての子どもが同じペースで発達するわけではありません。微細運動の発達スピードには一人ひとり個性があります。「早いから良い」「遅いから悪い」ということはなく、その子なりのペースで成長していくものです。
もし就学前までにお子さまの手先の発達について気になる点がある場合は、必ずかかりつけの小児科医に相談してください。発達性協調運動障害は、学齢期の子どもの5〜6%に見られます。微細運動の発達の遅れが、発達性協調運動障害のサインであることもあります。手先の運動能力を促すために知っておきたいポイントをご紹介します。
発達性協調運動障害のサイン
お子さまの微細運動の発達を見守るためには、年齢に応じた一般的な発達の目安(マイルストーン)を知っておくと役立ちます。
生後3〜6か月頃
生後6〜12か月頃
1歳までの間に手先の動きが急速に発達したように思えるかもしれませんが、お子さまの成長はまだ始まったばかりです!1歳を過ぎると、それまでの基本的な微細運動がより複雑な動作へとステップアップし、身の回りのことを自分で行う自立心を育んでいきます。

1歳〜2歳(12〜24か月)頃
2歳〜3歳頃
3歳〜4歳頃
このように、微細運動能力はステップを踏みながら自然と積み重なっていきます。ただし、子どもの成長や発達のペースには個人差があることを覚えておいてください。最初の4年間で手先の発達をサポートするために親として何ができるのか、気になりますよね。幸いなことに、日々の生活に簡単に取り入れて手先の発達を促せるアクティビティがたくさんあります!
手先の運動能力を育む簡単な6つのアクティビティ
タミータイム(腹ばい遊び):赤ちゃんがタミータイムをしているときに目の前におもちゃを置き、手を伸ばしてつかむよう促してあげましょう。
積み木重ね:1歳未満のお子さまが積み木を重ねるのを手伝ってあげましょう。多くの赤ちゃんは12か月(1歳)までに2つの積み木を重ねられるようになります。
粘土遊び(プレイドー):プレイドーなどの粘土をつぶしたり、丸めたり、平らに伸ばしたり、プラスチック製の安全なハサミなどの道具を使わせてみましょう。

穴あけパンチ:穴あけパンチを使うときに必要な握り方を教えてあげましょう。
お絵かき・絵の具遊び:まずは指を使ったフィンガーペイントから始めて、慣れてきたら筆を使う練習へと進めましょう。
ピンセット遊び:ピンセットやトングを使って、コットンボールやポンポンなどの小さなものをつまんで仕分ける遊びをさせてみましょう。
幼児の手先の運動能力は、成長とともに自然と少しずつ発達していくものですが、年齢ごとの目安や適切な遊びを経験することも大切です。上でご紹介したアクティビティは、小さなお子さまの毎日の生活に簡単に取り入れられ、就学期やその後に向けた微細運動の発達をしっかりサポートしてくれます。
著者: Liz Talton