言語療法と小帯切除術
まず初めに、小帯切除術(舌小帯・上唇小帯の切除)がどのようなものかよく知らない方も多いかもしれません。小帯切除術とは、口腔内にある「小帯」を切除・切開する簡単な口腔外科手術のことです。小帯とは…
まず初めに、小帯切除術がどのようなものかよく知らない方も多いかもしれません。小帯切除術とは、口腔内にある小帯を切除・切開する簡単な口腔外科手術のことです。小帯とは、頬や唇の内側、お口の中や歯茎に見られる2つの組織をつなぐ筋肉のひだです。お口の中には、上唇小帯(じょうしんしょうたい)と舌小帯(ぜつしょうたい)の2種類の小帯があります(米国小児歯科学会(Academy of Pediatric Dentistry))。
上唇小帯とは、上唇の内側と上の前歯2本の間の中央の歯茎をつなぐ筋肉組織です。この小帯が存在すると、上の前歯2本の間に大きな隙間(すきっ歯)ができたり、歯茎が顎の骨から引っ張られて歯茎の後退を引き起こしたりすることがあります。通常、歯科医師は上唇小帯の治療を検討する前に、永久歯の上の前歯2本が生え揃うのを待つよう勧めます。
上唇小帯切除術は、上唇小帯によって生じた大きな隙間を歯科矯正器具で改善できない場合にのみ行われます。

2つ目の小帯は舌小帯と呼ばれます。これは舌の裏側の中央と口の底をつなぐ筋肉組織です。舌小帯が舌の先端まで伸びていると、食事やおしゃべりがうまくできなくなることがあります。この状態は「舌小帯短縮症(舌小帯癒着症)」とも呼ばれます。舌小帯切除術は、小帯のせいで子どもがきちんと食事や発音をすることが妨げられている場合にのみ行われますが、最も一般的に行われている小帯切除術です。
小帯切除術のメリット
上唇小帯切除術:
舌小帯切除術:
この質問に関しては――間違いなく必要です!発音や会話に影響を与える可能性のある体の部位の手術を受けた場合はいつでも、言語療法を再開すべきです。それまで舌を不自然な動かし方に慣れてしまっていた場合、より明瞭に話せるような正しい舌の動かし方を経験したことがないということを覚えておいてください。
言語療法を長期間受ける必要はない可能性が高いですが、それでも再評価(再検査)を受けることをおすすめします。学齢期のお子さんであれば、学校制度を通じて評価を依頼できる場合があります。ただし、発音の誤りがそれほど重度でない場合、学校でのことばの支援の対象にならない可能性も少しあります。そのような場合は、標準テストのスコアに縛られにくい民間の言語療法(プライベートセラピー)を検討することをお勧めします。
著者: Stacie Bennett