筋力の弱さに効く、子どものための4つの口腔運動エクササイズ
お子さんがうまく話せていないのでは、と心配になっていませんか?まずは落ち着いてください。特に2~3歳ごろに、話すために使うべき口の一部をお子さんが使えていないようであれば…
お子さんがうまく話せていないのでは、と心配になっていませんか?まずは落ち着いてください。特に2~3歳ごろに、話すために使うべき口の一部をお子さんが使えていないようであれば、口腔運動障害の可能性がないか、言語聴覚士の評価を受けることが大切です。構音(発音)の問題は、サポートが必要かもしれないサインのひとつにすぎません。
うれしいことに、喃語を話している子どもは、コミュニケーションを取ろうとしています。喃語は言葉の前段階なので、お子さんが喃語を話しているなら、言葉でのコミュニケーションへと順調に進んでいるといえます。
口腔運動障害とは?
口腔運動障害は、主に次の3つに分けられます。
- 口腔失行または発語失行:運動計画の困難により、脳の指示どおりに口を動かせない状態
- 構音障害(ディサースリア):筋力の弱さや動きの鈍さにより、安全に食べたり、はっきり話したりできない状態
- 食べるための筋肉の発達の遅れ
口腔運動障害の原因
口腔運動障害は、口の筋肉の運動プログラミングがうまくいかないことで起こる場合があります。脳が口の筋肉に指令を送っても、筋肉がその指令を受け取れなかったり、誤って解釈したりするのです。
その結果、筋肉が動かなかったり、間違った動きをしたりして、口の中で食べ物を扱うことや、聞き取りやすく話すことが難しくなります。
動きを覚えるのが難しい子どももいて、そのために音を自然に出せるようになるのが難しくなることがあります。
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唇、舌、あごの筋緊張が低いことも原因のひとつになり得ます。個々のお子さんの詳しい状況はわかりませんが、口の特定の部分の動きに問題が見られる場合は、食事の様子もよく観察してみてください。
本当に問題がある場合、口の中で食べ物をうまく動かせません。また、唇や舌の筋力が弱いと、ストローで飲むのが難しいこともあります。
言語療法の評価を受けましょう
口腔運動障害が疑われる場合は、小児科医から言語聴覚士(SLP)を紹介してもらい、適切な診断を受けることができます。
言語聴覚士は、ご家庭で気づいたことを保護者の方に聞き取るとともに、お子さんの評価も行います。
評価には次のような内容が含まれることがあります:
- 唇、あご、舌に筋力の弱さや筋緊張の低さの兆候がないかを確認します。
- 舌を左右に動かす、笑う、しかめっ面をする、唇をすぼめるなど、話すこと以外の動作をまねしてもらい、口の動きをどのくらい協調させられるかを確認します。
- パ・タ・カのような音の連なりをできるだけ速く繰り返す「交互反復運動(ディアドコキネシス)」などの課題を通して、話すための筋肉の動きの協調性と順序立てを評価します。
- 棒付きキャンディーをなめるといった「実際の」場面でのスキルを確認し、キャンディーをなめるふりをするような「ふり」の場面でのスキルと比べます。
療法が勧められた場合は、お子さんの弱い部分に合わせて、どのような動きやエクササイズをすればよいかを言語聴覚士が教えてくれます。
はっきり話すために家庭でできる4つの口腔運動エクササイズ
構音などの発話練習を取り入れた、幼児向けのアクティビティを4つご紹介します。
- シャボン玉を吹く。唇や頬の筋力の弱さに効果的です。楽しいので、子どもは療法だと気づかずにシャボン玉で遊んでくれます。
- ストローで飲む。口のあらゆる部分を鍛えられます。1歳までにはストローマグを使えるようにしましょう。
- 変な顔をする。鏡を見ながら、おもしろい顔をまねしてもらいましょう。こちらも、お子さんの弱い部分に合わせて顔の種類を選びます。幼児向けのかむ練習も効果的です!
- 棒付きキャンディー。そう、療法にも使えるのです。言語聴覚士は、舌をさまざまな位置に動かしながらキャンディーやいろいろなお菓子をなめてもらい、舌の筋力をつけていきます。言語療法では、舌のエクササイズがとても大切です。
著者: Stacie Bennett