子どもの発達におけるお絵描きの重要性
この記事の内容:無料のぬりえで描く力を伸ばそう! 未就学児にとってのお絵描きのメリットとは? お絵描きの発達段階とは?
この記事の内容
- 無料のぬりえで描く力を伸ばそう!
- 未就学児にとってのお絵描きのメリットとは?
- お絵描きの発達段階とは?
「いつからお絵描きを教え始めればいいの?」「お絵描きの発達段階にはどんなものがある?」「お絵描きはコミュニケーションの手段になる?」など、お絵描きの発達について多くの保護者の方からご質問をいただきます。
子どもたちが自然に行う行動や遊びはいくつかありますが、お絵描きもその一つです。クレヨン、マーカー、絵の具、あるいは歩道のチョークなど、使う道具が何であっても、これらはお子さんの自己表現をサポートしてくれます。
ダンスや歌うことのような他の自己表現と同様に、お絵描きにも発達上の素晴らしいメリットがたくさんあります。また、言葉が出ないお子さんや言葉での表現が限られているお子さんにとって、お絵描きはコミュニケーションツールとしても役立ちます。お絵描きは他にどんな力を育んでくれるのでしょうか?この記事では、お絵描きを始める時期や方法のヒントとともに、具体的な効果についてご紹介します!
無料のぬりえで描く力を伸ばそう
お絵描きのメリットや発達段階について詳しく見ていく前に、Speech Blubsの無料学習ツールをぜひチェックしてみてください。このぬりえには、Speech Blubsアプリに登場するステッカーが描かれており、読みやすいフォントで文字も書かれているため、アプリで学んだ言葉のスペルを覚えるのにもぴったりです。

未就学児にとってのお絵描きのメリットとは?
お絵描きには主に6つのメリットがあります。お絵描きを通してお子さんがどのようなスキルを身につけられるのか、詳しく見ていきましょう。
- 微細運動(手先の動き)の発達
- 視覚的な分析力の向上
- 集中力と注意力の向上
- 手と目の協調運動の強化
- 自分のスキルへの自信を育む
- 創造的な問題解決力の促進
お絵描きの1つ目のメリットは、微細運動を高めてくれることです。微細運動とは、指、手、手首を使った細かな動き全般を指します。筆記用具を持って動かすことは、子どもの手先の器用さを高める最高の方法の一つです。子どもたちは大人からの反応が大好きですが、お絵描きは描いたその場ですぐに結果(フィードバック)が得られます。色を持って紙に当てると、すぐに線や形が現れます。このフィードバックを通して、お子さんは思い通りの結果を出すための最適な手の動かし方を学んでいきます。
2つ目のメリットは、視覚的な分析力が高まることです。小さなお子さんは、大きさの違い、比較や対比、距離感、質感の違いなどを大人と同じように頭の中でイメージすることができません。お絵描きは、こうした概念を意識して学ぶための絶好の機会となります。ご家庭でこの練習をサポートするには、「大きいものと小さいもの」「ザラザラとツルツル」「遠くのものと近くのもの」などを描いてみるようお子さんに声をかけてみてください。
「もっと集中力をつけてほしい」というのは、親なら誰もが願うことですよね。このスキルは、小学校に上がるとさらに重要になります。お絵描きは、集中力と注意力を高めてくれます。細かい部分をじっくり観察し、目的の形を仕上げるために集中し、少し難しい作業に取り組む練習は、子どもの心の成長を促します。「枠からはみ出さずに塗る」ことに最初はイライラしてしまうかもしれませんが、そんなときは休憩を挟んだり、まずは自由なスペースに描かせてあげたりしましょう。少しずつステップアップしていくことで、集中力を養うことができます。

手と目の協調(目と手の連動)も、お絵描きやぬりえの大きなメリットです。手と目の協調は、スポーツや外遊びだけでなく、文字を書くといった学習の場面でも非常に大切になります。手と目の協調を高めるには、実物を見ながら描かせたり、大人が描いた絵を真似して描かせたりするのがおすすめです。
子どもたちには、どんなことにも自信を持って取り組んでほしいものですよね。子どもは「見て、これできたよ!」と誇らしげに見せに来るのが大好きです。お絵描きは、この大切な自己肯定感を育むのにも役立ちます。自分の想像や考え、経験を目に見える形にする機会を持つことで、お子さんは大きな自信を得ることができます。
視覚分析や集中力に加えて、お絵描きはお子さんが創造的に問題を解決する力を育みます。絵を描くとき、子どもは体のパーツをどうつなげるか、感情をどう表現するか、特定の質感をどう描くかなどを自分なりに工夫して考えなければなりません。「家族の絵を描いてみよう」といった具体的なテーマを出したり、選んだ色や描き方、工夫した点について話しかけたりすることで、時間をかけて問題解決力を伸ばしていくことができます。
お子さんが意欲を持ってお絵描きや創作に取り組めるように、ポジティブな声かけでたくさん褒めてあげましょう。完成した絵をお子さんの部屋やリビングに飾ったり、離れて暮らす家族へのお手紙に添えたり、日々の練習や小さな達成を具体的に褒めてあげるのが効果的です。
お絵描きの発達段階とは?
お絵描きのメリットがわかったところで、次は発達の段階について見ていきましょう。子どもたちがお絵描きやぬりえを上達していく過程には、いくつかの明確なステップがあります。
- なぐり描き期(1歳半〜3歳頃):この段階は、1歳半から3歳頃まで見られます。紙の上に自由に線や点を描く時期で、色を使うことを純粋に楽しんでいるサインです。成長するにつれて、コントロールの効かないなぐり描きから、徐々にコントロールされた線へと変化していきます。例えば、1歳半では直線しか描けなかった子が、3歳頃になると丸(円)を描けるようになります。
- 前図式期・象徴期(2〜4歳頃):この段階は、2歳から4歳頃のお子さんによく見られます。描く絵はより複雑になっていきますが、現実離れしていて大人から見ると少し不思議に見えることがほとんどです。実際の色を使うのではなく、自分が一番好きな色や直感で惹かれた色を選びます。人を描くよう促すと、とてもシンプルで顔のパーツがほとんどない「頭足人(顔から手足が生えた絵)」などを描きます。また、描いたものが空間にふわふわと浮いていて、地面に立っていません。例えば、草花が地面ではなく空中に描かれたりします。
- 図式期(5〜8歳頃):この段階は、5歳から8歳頃のお子さんに典型的です。人物の絵がよりバランス良く、細部まで描き込まれるようになってきます。色使いも現実的で固定観念に沿ったものになっていきます(草は緑、空は青など)。基底線(地面の線)や地平線が現れ始め、物が本来あるべき場所に配置されるようになります。また、自分なりの描き方のパターン(図式)が確立され始めます。例えば、家を描くときはどの絵でも同じような形で描くようになります。
- 前青年期・写実期(9〜11歳頃):この段階は、9歳から11歳頃のお子さんに見られます。子どもの絵は一段と細密になり、空間の遠近感がはっきりと表現されるようになります。つまり、物が紙の適切な位置や大きさで描かれるようになります。この時期の子どもは、思ったようにリアルな絵が描けないと強いもどかしさを感じ、「上手に描けない」と口にしてしまうこともあります(実際には十分上手に描けている場合でも)。
このように、お絵描きを楽しみ創造性を発揮することには、お子さんにとってたくさんの素晴らしいメリットがあります! クレヨンを持たせるのは1歳半頃から始めるのがおすすめです。それより前だと、描くことよりもクレヨンをお口に入れて食べてしまう可能性があるためです。ぜひ親子で楽しいお絵描きの時間を過ごしてくださいね! 冷蔵庫にたくさんの素敵な作品を飾るために、マグネットをたっぷり用意しておきましょう!
著者: Stacie Bennett