家庭での日常活動を言語療法に変える:お風呂タイム
毎日の家事や日常のルーティンは、上手に活用すれば効果的な言語療法の機会になります。今回のブログ記事では、語彙を豊かに広げ、そして...
毎日の家事や日常のルーティンは、上手に活用すれば効果的な言語療法の機会になります。今回のブログ記事では、多くの親御さんにとってストレスや時間がかかりがちな毎日の「お風呂タイム」を通じて、語彙を増やし言語療法の活動を最大限に活かす方法をご紹介します。子どもはどこでだって学べるのです!
1. 語彙をターゲットにする
お風呂の時間を楽しく刺激的なものにするために必要なもの(おもちゃ、石けん、タオル、シャンプーなど)をすべて用意しましょう。それらがお子さんの目によく見えて、手の届く場所にあることを確認してください。お子さんに物の名前を言ってもらい、難しそうにしているときは手助けしてあげましょう。
物のお名前だけで終わらせないでください。これは、お子さんの体の部位に関する言葉を学ぶのにも絶好の機会です!
2. カテゴリー(仲間)の名前を言う
お風呂タイムでは主に3つのカテゴリーを使います:
これらをお子さんが理解できるようにサポートし、さらに細かく分けてみましょう。
おもちゃを色や形ごとにグループ分けしてみましょう。また、洗面・お風呂用品を匂いや手触りごとに分けることもできます。お子さんが知っている物と知らない物に分けるのもよいでしょう。工夫次第でいくらでも楽しくなりますよ!

3. 自分で考える力を促す
「今夜はお風呂で何をすると思う?」このようなシンプルな質問も、言葉や言語能力、そして思考力を育む素晴らしい機会になります。もし答えに詰まってしまったら、ヒントを出しながら一歩ずつ手助けしてあげましょう。
4. 指示を聞いて従う言語アクティビティ
これは、お子さんを飽きさせずに楽しく夢中にさせながら、「指示に従う」練習をするのにぴったりのアクティビティです。簡単なことから始めて、少しずつ難易度を上げていきましょう:
少し複雑にして、次のような指示でお子さんにチャレンジしてもらうこともできます:
5. 交代で行う言語療法(ターンテーキング)
最初から最後まで人から指示され続けるのが好きな人はいません。特に、もともとあまり気が進まない活動ならなおさらです。実は、子どもたちも「自分が指示を出すリーダー」になるのが大好きです。その気持ちを利用して、「今度は〇〇ちゃんがママ(パパ)に何をすればいいか教えてね」と交代してみましょう。
このテクニックでは、ちょっとした「わざと間違える」作戦がとても効果的です。ときどきお子さんの指示と違うことをして、間違いを訂正させてみましょう。もしお子さんの指示の意味が通じないときは、とても困ったような表情をして指示を言い直させたり、もっと上手に言えるように手助けしてあげてください。
6. 家事や活動についての文を作る
使っているアイテムの中からお子さんに1つ選んでもらい、その物の名前を使って文を作ってもらいましょう:
使っている物の名前だけに限定する必要はありません。文を作るために使わなければならない、さまざまな種類の言葉を出してみましょう:
もう少し大きなお子さんなら、さらに一歩進めて、1つの文の中に必ず入れなければならない言葉を2つ渡してみるのもよいでしょう:
もしお子さんが自分で文を作るのが難しい場合は、文の途中まで言ってあげて、続きを完成させてもらうようサポートしてあげましょう:
7. 文の復唱(リピート)
ルーティン化された活動の素晴らしいところの一つは、お子さんの記憶力を自然に引き出し、それを使ってスキルを強化できる点です。
お風呂の間、あなたが言うことをよく聞くように伝え、それを一言一句そのまま繰り返してもらいましょう。簡単すぎるようなら、文の長さを長くして難易度を上げられることも忘れないでくださいね:

8. 思考力と思いやりの心を育む
お風呂タイムなどの活動は、お子さんとの会話をより深めるのに最適です。お風呂のようなシンプルな習慣でも、子どもたちにより広い視野で考えさせ、さまざまな気づきや結論を導き出させることができます:
私たちはこれらを「学びの瞬間(ティーチャブル・モーメント)」と呼んでおり、全般的な発達はもちろん、言葉や言語の学習にとっても非常に有益です。
9. お互いにお話を語り合う
これはお風呂に入っている間でも、上がった後でも行うことができます。交代でお話を語り合い、お互いによく聞いて覚えていたかをクイズ形式で質問し合ってみましょう。お子さんが困っているときは助けてあげてください。
できるだけ創造力を発揮しましょう!新しい言葉を使えば使うほど効果的です。毎日1日1語、新しい言葉を覚える習慣をつけてみてください。
10. やったことを振り返って語彙を広げる
お風呂から上がったら、お子さんと一緒に座って、何をしたかを順を追って話してもらい、記憶力や思い出す力を試してみましょう。思い出せない部分があればヒントを出し、話してくれた内容について質問もしてみましょう。もっと詳しく説明してもらうために、時には親が「わからないふり」をするのも効果的です:
お子さんが就学年齢など、もう少し大きくなっている場合は、さらに一歩進めて、起きたことを文字に書いて声に出して読んでもらうのもよいでしょう。
毎日の生活活動を楽しい時間に変えましょう!
どんな日常の活動も、ご家庭での言語療法に活用することができます。さらにSpeech Blubsアプリと組み合わせれば、親子で楽しく取り組みながら言葉を伸ばしていくことができますよ。
著者: Natalie Barnes