子どもに感情について教える方法

この記事の内容 子どもにシンプルな気持ちの言葉を教える 気持ちについて話す機会をつくる 気持ちとの向き合い方を教える 気持ちを前向きに表現できたらほめる 学びのチャンスを見逃さない…

感情を理解することを学ぶ

この記事の内容

  • 子どもにシンプルな気持ちの言葉を教える
  • 気持ちについて話す機会をつくる
  • 気持ちとの向き合い方を教える
  • 気持ちを前向きに表現できたらほめる
  • 学びのチャンスを見逃さない

大人になってから、映画『インサイド・ヘッド』を観ました。IMDbによると、ライリーはホッケーが大好きな、アメリカ中西部に住む明るい11歳の女の子。ところが両親とサンフランシスコへ引っ越したことで、彼女の世界は一変します。ヨロコビを中心としたライリーの感情たちは、この人生を変える困難な出来事を乗り越えられるよう彼女を導こうとします。しかし引っ越しのストレスで、カナシミが前面に出てきてしまいます。ヨロコビとカナシミが思いがけずライリーの心の奥深くへ飛ばされてしまうと、司令部に残ったのはイカリ、ビビリ、ムカムカだけ。悲しいときがあっても、人として成長していくためにはさまざまな感情を経験することが必要なのだと教えてくれる、素晴らしい映画です。子どもに感情について教えるときも、このことを忘れないでいたいですね…

正直なところ、感情は目に見えない抽象的なものなので、教えるのはとても難しいものです。怒りや悲しみ、喜びに手で触れることはできません。また、自分の気持ちを説明するのも簡単ではなく、言葉の力がまだ十分でない子どもにとってはなおさらです。子どもの気持ちはあらゆる行動に影響するため、できるだけ早い時期から感情について教え始めることが大切です。自分の感情を理解している子どもは、かんしゃくや攻撃的な態度、反抗によって気持ちを表すことが少なくなります。

子どもにシンプルな気持ちの言葉を教える

最初のうちは、未就学の子どもには「うれしい」「かなしい」「おこってる」といったシンプルな言葉を教えましょう。成長するにつれて、「イライラする」「ドキドキする(不安)」「がっかりする」といった、より複雑な言葉も理解して使えるようになります。小さな子どもに難しい言葉をたくさん教える必要はありません。覚えられなかったり、正しく使えなかったりするからです。

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子どもが気持ちについて学ぶのにおすすめなのが、絵本やテレビ番組の登場人物がどんな気持ちかを一緒に話し合うことです。途中で止めて、「今この子はどんな気持ちだと思う?」と聞いてみましょう。そして、登場人物が感じていそうな気持ちと、その理由について話し合ってみてください。

感情を表す言葉を教えるもう一つの方法として、Speech Blubsの「What a Feeling」セクションもおすすめです。お子さまは、画面の子どもたちのまねをしたり、表情を読み取ったり、それぞれの気持ちを当てたりできます。ぜひ試してみてください!

ほかの人の気持ちについて話すことで、子どもは共感する力を身につけます。小さな子どもは、世界が自分を中心に回っていると考えがちです。だからこそ、そうではないこと、ほかの人にも気持ちがあることを伝えるのが大切です。からかうと相手が悲しむとわかっていれば、からかうことも少なくなるでしょう。

気持ちについて話す機会をつくる

日常の会話の中で気持ちの言葉を使う方法を見せてあげましょう。機会があるたびに自分の気持ちを伝え、気持ちの表し方のお手本になりましょう。たとえば「今日は妹におもちゃを貸してあげたくないんだね。ママは悲しいな。妹もきっと悲しいと思うよ」と言ってみてください。

毎日、「今日はどんな気持ち?」とお子さまに聞いてみましょう。小さな子どもには、にこにこ顔などの表情を描いたシンプルな表を使うと気持ちを選びやすくなります。選んだ気持ちについて一緒に話し合い、どんなことがお子さまの気持ちに影響しているのかも話してみましょう。

お子さまがある気持ちを感じていそうなときに、それを言葉にしてあげるのもよい方法です。たとえば「今日は公園に行けるから、すごくうれしそうだね!」と声をかけてみましょう。そうすることで、子どもは気持ちと言葉を結びつけられるようになります。

気持ちとの向き合い方を教える

怒っているからといって人をたたいていいわけではないことを、子どもは学ぶ必要があります。それを理解してもらうための一番の方法は、ネガティブな気持ちに対処するよりよい方法を教えることです。大人なら、音楽を聴いたり、走りに行ったり、友だちと話したりするかもしれません。ある人に合う方法が別の人にも合うとは限らず、それは子どもも同じです。

子どもがつらいときに気持ちを向けられるよう、楽しめる活動を見つけておくことが大切です。自分から「ひとりタイム」をとるよう促してみましょう。気持ちが高ぶったら、自分の部屋や静かな場所に行くよう声をかけます。そうすることで、ルールを破ってタイムアウトになる前に、気持ちを落ち着かせることができます。

気持ちを前向きに表現できたらほめる

よい行動にはポジティブな結果で応えましょう。お子さまが社会的にふさわしい方法で気持ちを表現できたら、「妹に怒ってるって、ちゃんと言葉で伝えられたね。すごくよかったよ」などとほめてあげてください。

お子さまがこの点でとても苦労しているなら、シールやおもちゃなどのごほうびの仕組みが、続けて取り組むうえで大きな助けになると私は感じています。

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学びのチャンスを見逃さない

子育て中の毎日は、学びのチャンスであふれています。感情については、10代を含む子ども時代全体を通して、お子さまと一緒に取り組んでいくことになります。健全な方法で感情と付き合う方法について、継続して話し合っていくことが大切です。

怒って物を壊したり、イライラしてあきらめてしまったりと、お子さまが失敗したときは、次はどうすればよいかを教えるチャンスだと考えましょう。学びのチャンスを見つけて(きっとたくさんあるはずです)、お子さまが自分の気持ちと健全に向き合う方法を見つけられるよう手助けしましょう。

最後に、大人である私たちも感情を抑えきれなくなりそうなときこそ、子どもの前でよい選択をしてお手本を見せましょう。一緒に散歩に出かけたり、(もちろん年齢に合った形で)そのことについて話したり、ダンスパーティーをしたりしてもいいですね!子どもはお手本から学びます。感情も、子どもがあなたを見て学ぶものの一つなのです!

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