睡眠不足はお子さんの言葉の発達に悪影響を与える?
どのご家庭でも、子どもにどれくらい睡眠をとらせるべきか悩むことがあると思います。子どもの睡眠不足からくる日々の困りごとはすぐに気づくものですが、睡眠の影響に関する研究によると…
どのご家庭でも、子どもにどれくらい睡眠をとらせるべきか悩むことがあると思います。子どもの睡眠不足からくる日々の困りごとはすぐに気づくものですが、学齢期の子どもを対象とした研究によると、わずかな睡眠不足であっても認知機能の発達や働きに明らかな遅れが生じることがわかっています。認知機能の発達とは、経験や思考、五感を通して学ぶ脳の力のことです。
最新の研究によると、十分な睡眠がとれないと、子どもたちの音声知覚の初期段階に影響が及び、読み書きや言語発達、理解に必要な認知的・言語的機能の乱れにつながる可能性があります。さらに睡眠障害が加わると、事態は一層深刻になります。
ルイビル大学のレイチェル・ワフォード(Rachel Waford)氏による子どもの睡眠研究では、6歳から7歳の子どもたちを対象に、コンピューターが生成した「バ(/ba/)」「ガ(/ga/)」「ダ(/da/)」などの音声を聞かせる実験を行いました。「その結果、睡眠が不十分な子どもは、異なる音声を音韻的に正しくコード化できない(正しく識別・処理できない)傾向が高いことがわかりました」。つまり、耳から入った音を正確に頭の中で位置づけることができていなかったのです。
ワフォード氏は次のように述べています。「私たちの研究では、1晩あたり1時間の睡眠不足が7晩続いたという程度のわずかな寝不足であっても、神経認知機能に悪影響を及ぼすことが示されています。小学校低学年までの時期は、将来の学習を左右するきわめて重要な時期です。そのため、この年齢層のお子さんは、学校生活の課題にしっかり対応できるよう、十分な休息をとる必要があります」。
これはとても大切に受け止めるべき研究結果です。私自身の子どもたちを見ていても、睡眠が十分にとれている時ほど、翌日の機嫌が良いと感じます。また、指示に従いやすく、大人が主導する課題にも集中して取り組めるようになります。
では、どのくらいの睡眠時間が推奨されているのでしょうか? 専門家によると、「未就学児は1晩に11〜13時間、学齢期の子どもは1晩に10〜11時間の睡眠をとること」が推奨されています。
お子さんをスムーズに眠らせるための工夫
お子さんがなかなか寝てくれなくて困っているなら、お子さんにとっても親にとっても寝かしつけがスムーズになる方法を試してみてください!
https://www.youtube.com/watch?v=8ufR3ukFwY8
- 就寝前の一連の流れ(ルーティン)を決める。わが家では、毎晩決まった時間にお風呂に入ります。そして、寝る前に絵本を読み聞かせています。
- 寝室を暗くし、快適な室温を保つ。子どもはこうした環境に敏感なので、過ごしやすい温度にしておくことでぐっすり眠れるようになります。
- カフェインを多く含む食べ物や飲み物を避ける。わが家では、寝る前に歯を磨いたら水しか飲んではいけないというルールがあります。カフェインの摂りすぎは、落ち着きのなさや興奮の原因になります。
- お腹が空いた状態で寝かさないようにする。ただし、寝る直前にたくさん食べさせるのも避けましょう。
- 毎朝同じくらいの時間に起きる。これも規則正しいスケジュールのひとつです。子どもは決まった日課があることで力を発揮します!規則正しい生活リズムを保つことはプラスに働きます。思い通りにいかない日があっても、たまになら問題ありません!
これらの身近で実践しやすい工夫を取り入れることで、睡眠不足による言葉の発達への悪影響をやわらげ、毎日の子育てもずっとラクになるはずです。
著者: Stacie Bennett