遊びが幼児の発達にもたらす6つの効果

この記事の内容:遊びが幼児の発達にもたらす6つの効果 遊びはことばの発達を促す 遊びはメンタルヘルスを強化する 遊びは社会性を育む 遊びは好奇心と想像力を育てる...

幼児の遊びのアクティビティ

この記事の内容

  • 遊びが幼児の発達にもたらす6つの効果
    • 遊びはことばの発達を促す
    • 遊びはメンタルヘルスを強化する
    • 遊びは社会性を育む
    • 遊びは好奇心と想像力を育てる
    • 遊びは自立心を養う
    • 遊びは認知能力を高める
  • お子さんに「遊び」という贈り物を

子どもたちは義務で遊んでいるわけではありませんが、自然と遊びへと駆り立てられます。それにはちゃんとした理由があります。遊びこそが、子どもたちが自分の世界を探求し、学んでいく方法だからです。

実際、国連人権高等弁務官事務所は、遊びが子どもの発達に不可欠で必要な要素であるとして、遊びを子どもの基本的人権と宣言しています!

さらに米国小児科学会(AAP)は、2018年にすべての小児科医に向けて、生後2年間の乳幼児健診で「遊びを処方する」よう推奨しました!

それほどまでに、遊びは重要なのです。

learning through play

子どもの発達における遊びのメリットを挙げれば、文字どおり切りがありません。このテーマで何冊もの本が書かれているのもそのためです。

本をもう1冊書く代わりに、この記事では遊びが幼児の発達にもたらす主なメリットを、保護者の方々に向けてわかりやすくまとめました。

※注:この記事での「幼児(トドラー)」とは、2〜3歳のお子さんを指します。

遊びが幼児の発達にもたらす6つの効果

遊びはことばの発達を促す

遊びは、ことばの発達を促す最高の方法の1つです!遊びを通じて、幼児は声を出したり、新しい音や言葉、フレーズを意味と結びつけながら自由に使ったりすることができます。お子さんが遊んでいるおもちゃや物に、ぜひ名前をつけて声に出してあげてください。特にまだ自分から言えないものの名前は積極的に教えてあげましょう。

遊んでいるときは、子どものリードに合わせてみてください。積み木を組み立てるよりも、紙をビリビリ破ったり、箱に入れたり出したりすることに夢中になっているかもしれません。そんなときはぜひ一緒に楽しんでみましょう!「パパ(ママ)も紙をビリビリ破っちゃおう」「紙が箱の中に入ったね」「今度は箱から出してみようか」などと声をかけながら、一緒に破いてみてください。ことばを伸ばすチャンスは、日常のいたるところに転がっています!

例えばシャボン玉です。お子さんがシャボン玉を吹けるなら、お口の筋肉がしっかり発達しており、シャボン玉を吹くための協調運動ができている証拠です。これらの筋肉は、言葉の音を発するためにも必要とされます。お子さんが自分で吹けるように促してあげてください。また、追いかけてパチンと割るのも楽しいので、順番に吹き合っこするのもおすすめです。

この時間を活用して、「ふー」「あわあわ」「パチン」といった言葉をかけてみてください。これらは初期に発達する「ば行」や「ぱ行」の音を含んでおり、ことばがゆっくりなお子さんでも真似しやすい言葉です。

遊びはメンタルヘルスを強化する

遊びには子どもの不安やストレスを軽減する効果があることが知られていますが、さまざまな理由から、子どもたちの遊ぶ機会は減少傾向にあります。お子さんに自由に遊ぶ時間を与えてあげることは、何よりも大切なことです!また、遊びは思いやりや優しさ、共感力を学ぶ場でもあります。

遊びは社会性を育む

幼児は通常、3歳頃になるまで「一人遊び」や「並行遊び」をします。そのため、まわりにお友だちがいても、子どもたちは「自分のこと」に没頭しているように見えます。それでも、隣にいる子が何をしているのかをよく観察しているのです。

3〜4歳になると、他の子どもたちを巻き込んだ遊びへと発展していきます。この頃から、遊びの中で交渉したり順番を守ったりし始めます。これらはすべて、成長してチームワークがより大切になったときに大いに役立ちます。

遊びは好奇心と想像力を育てる

小さな子どもは実際に行動すること(体験)から学びます。そして子どもにとって「行動すること」は、ほぼ「遊ぶこと」と同義です。ダンボール箱ひとつとっても、大人とはまったく違う目線で見つめています。

このことを見事に実証した素晴らしい研究があります。その研究では、さまざまな色のチューブを組み合わせた新しいおもちゃが用意され、未就学児がグループに分けられました。一方のグループには、そのおもちゃでできる遊び方を1つだけ具体的に教え、もう一方のグループには何の説明もせず、ただおもちゃを手渡して自由に遊ばせました。

その結果、あらかじめやり方を教えられた子どもたちは、教えられたことしかしませんでした。一方で、何も指示されなかった子どもたちは、自分で他の遊び方を発見し、はるかに長い時間そのおもちゃで遊び続けたのです!この研究についての詳細はこちらでご覧いただけます。

遊びは自立心を養う

一人遊びは幼児にとって非常に重要です。幼い頃から一人で遊ぶ機会を持つことで、子どもは自立心を身につけていきます。自信がつき、自分で工夫できるようになり、好奇心もぐんぐん育ちます!大きくなるにつれて、一人遊びを通じて批判的思考力(自分で考える力)も養われていきます。

遊びは認知能力を高める

自由な遊びは脳の発達に不可欠です。実際、科学者たちは遊びがより良く強い脳を作るのに役立つと言っています!カナダ・レスブリッジ大学の研究者であるセルジオ・ペリス氏によると、「遊びの経験は、前頭葉の神経細胞(ニューロン)のつながりを変化させる」とのことです。

こうした脳の変化は、子どもの感情のコントロールや計画性、問題解決能力の発達を助けます。

お子さんに「遊び」という贈り物を

子どもたちに「遊び」というかけがえのない贈り物を届けるには、大人がその価値を理解する必要があります。早期教育へのプレッシャーが強まるあまり、子どもの遊ぶ時間が奪われがちです。しかし、多くの研究が示しているように、幼児にとってはプリント学習やフラッシュカードといった従来の学習法よりも、大人の指示や主導に縛られない「自由な遊び」からの方が、はるかに多くのことを学べるのです。

文字や数字の学習は、もう少し大きくなってからで十分です。

今こそ、思いきり遊ばせてあげましょう!

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