子どもの発達:いつから言葉を組み合わせられるようになる?

子どもの発達に関して親御さんが最も心配されることの1つは、子どもがいつになったら効果的なコミュニケーションがとれるようになるかということです。何が欲しいのか、必要なものは何か...

2語以上の言葉を組み合わせること

子どもの発達に関して親御さんが最も心配されることの1つは、子どもがいつになったら効果的なコミュニケーションがとれるようになるかということです。欲しいものや必要なこと、困ったことがあるときに伝えてもらえると、とても助かりますよね。特に乳幼児期においては、子どもたちの発達のペースは遺伝的要因や環境によってそれぞれ異なることを覚えておいてください。

もし何らかの症候群や障害、認知面の発達の遅れがある場合は、言葉を学んだり使ったりする力に影響が出ることがあります。

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言語発達のプロセス

電信文(電報文的言語)とは、幼児期の言語発達における2語文の段階を指します。たとえば、お子さまが「ママ、みて!」や「あかちゃん、よむ!」などとお話しする時期のことです。

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発達の節目(マイルストーン)について、米国小児科学会(AAP)によると、子どもは15か月までに最初の言葉(初語)を話すようになるとされています。そして、それほど注目されないものの同様に重要な節目が、いくつかの言葉を組み合わせ始める時期です。

子どもが最初にこのマイルストーンに挑戦するときは、「ママ、いく」「パパ、だっこ」のように、名詞と動作の組み合わせになります。言語スキルが発達し向上するにつれて、動詞(行動を表す言葉)なども含まれるようになっていきます。

たとえば「ブーブー、いく」などがその例です。動詞を含むこれらの組み合わせは、子どもの文法能力を発達させるための基盤を作るため、とても重要です。子どもは24か月(2歳)までに2つの言葉を組み合わせられるようになることが目安とされています(Bright Futures: Guidelines for Health Supervision of Infants, Children, and Adolescents(第3版))。

最近の研究では、子どもの初語と最初の2語文、そしてこれらいずれかの遅れが後の言語発達のトラブルを予測するかどうかが調査されました。興味深いことに、言葉を組み合わせるのが遅かった子どもは、初語が遅かった子どもよりも、将来的な言葉のトラブルを抱えるリスクが高いことが分かりました(Journal of Early Intervention, 38 (1) (41–58))。これはつまり、言葉を話し始めるのが遅いこと自体よりも、いつ言葉を組み合わせ始められるかのほうが重要であることを意味しています。

言語病理学者(言語聴覚士)として、私は子どもたちがこうした段階を経て幼児期に入るにつれ、保護者の方々からたくさんの質問を受けます。そこで、子どもの発達に関してよくある質問にお答えします!

「ありがとう」や「おやすみ」は、言葉の組み合わせ(2語文)の例になりますか?

多くのお子さんが早い時期からこれらの言葉を使い始めるため、保護者の方は2語の組み合わせを使っていると思われがちです。しかし、これらのフレーズは1つの「まとまり」として丸ごと覚えているものです。2つの異なる言葉を学んでそれらを組み合わせることとは異なります。もしお子さまが「ママ、ありがとう」と言っているなら、それは2つの異なる言葉を組み合わせている例と言えます。

うちの子はたくさんの単語を使います。そろそろ言葉を組み合わせられる段階でしょうか?

これに関して、言語聴覚士(SLP)のローレン・ラウリー(Lauren Lowry)氏は、自身の記事「言葉を組み合わせること:言語発達における大きな一歩」の中で、子どもが2つの言葉を組み合わせられるようになる前に、以下のことができている必要があると述べています。

1. 多様な言葉を使えること

言葉を組み合わせるためには、語彙の中に名詞(人や場所、ものの名前)だけでなく、それ以上の言葉が必要です。いくつかの初期の動詞(「いく」「いれる」「ちょうだい」などの動作を表す言葉)、形容詞(「あつい」「おおきい」「はやい」などの様子を表す言葉)、そして位置や関係を表す言葉(「うえ」「なか」「ないない」など)が使えるようになると、言葉を組み合わせるための基礎が整います。これらの言葉は、通常18か月(1歳半)までに発達します。

2. 2つの意味(アイデア)を表現できること

2語の組み合わせで2つの意味を伝える前に、子どもたちは通常、言葉と「補足的なジェスチャー(身振り)」を組み合わせることで2つの意味を表現できるようになります。ジェスチャーが、発した言葉にさらなる情報を付け加えるのです。たとえば、クッキーの瓶を指さしながら「ママ」と言う場合、そのメッセージには2つの意味が含まれています。「ママにクッキーをとってほしい」ということです。

あるいは、大きなクマのぬいぐるみを指さしながら両腕を広げて「おおきい」という動作をする場合、そのメッセージには2つの意味があります。「クマがおおきい」ということです。これは、言葉の意味と一致するジェスチャー(例:クッキーを指さしながら「クッキー」と言う)とは区別する必要があります。その場合は1つの意味しか表現していないためです。

保護者の方から「うちの子は名詞以外の言葉も使っています」とお聞きすると、そのお子さんは言葉を組み合わせてフレーズを作り始める準備が整っている可能性が高いと言えます。

子どもが言葉を組み合わせようとしません。心配すべきでしょうか?

もしお子さまが24か月(2歳)以上になっても言葉を組み合わせて話さない場合は、小児科医に相談し、言語聴覚士(ST)を紹介してもらうことが大切です。専門家がお子さまのスキルや発達状態を評価し、言語療法が必要かどうかを判断してくれます。

子どもの2語文を促す5つの方法

1. 子どもの主導に合わせる

言葉によるメッセージを発信・受信することに関して、子どもには練習と繰り返しが必要です。自発的なコミュニケーションを促すためには、お子さまがリードするのに合わせ、今何をしているのかを見守る必要があります。

すぐに口を挟むのではなく、お子さまがメッセージを発信するのを待ち、返事をする機会を与えてあげてください。必ずお子さまと同じ目線の高さに腰を下ろし、お子さまがしていることすべてに言葉を添えて(実況中継して)あげましょう。

2. さまざまな種類の言葉を強調する

お子さまと遊んだり触れ合ったりするときは、その瞬間の本人の興味に合わせた新しい言葉を強調してあげましょう。身振りや声のトーンを工夫して、そうした新しい言葉を際立たせます。

名詞だけでなく、簡単な動詞(例:「ストップ」「おす」「あらう」)、形容詞(例:「ちいさい」「ふわふわ」「つめたい」)、位置を表す言葉(例:「なか」「うえ」「した」)などを意識して強調してみましょう。

動詞は、初期の文を作ったり、子どもの文法能力を発達させたりする上で特に重要です。クマのぬいぐるみを使って一緒に遊び、言葉のお手本を見せてあげましょう!

3. 短く、文法的に正しいお手本を示す

子どもの最初の2語文は適切な文法になっていないことが多いですが(例:「ブーブー、いく」「ジュース、ちょうだい」「だっこ、して」など)、大人は文法的に正しいお手本を示してあげることが大切です。つまり、子どもの不完全な文法や語彙をそのまま真似して話しかけるべきではありません。

短くシンプルなフレーズで、かつ正しい文法を使って話しかけるように心がけましょう。これにより、言葉がどのように組み合わされて使われるのか、それぞれの言葉がどういう意味なのかをお子さまが理解しやすくなります。たとえば、車に乗るときにお子さまが「ブーブー、いく」と言ったら、「そうだね、お車に乗ってお出かけしようね」と返してあげましょう。

4. 子どもの言葉を広げてあげる(拡張する)

お子さまが言った1語を短い文章に広げてあげることで、言語能力を伸ばすことができます。もしお子さまが車を押しながら「はやい」と言ったら、「お車、とっても速いね!」と短い文にして返してあげましょう。また、クッキーを笑顔で食べながら「クッキー」と言ったら、「おいしいクッキーだね」と返してあげます。

5. 言葉にジェスチャーを添える

話すときに身振り手振りを交えることで、ジェスチャーと言葉を同時に使う方法をお子さまに見せてあげることができます。これにより、お子さま自身が補足的なジェスチャーを使えるようになる準備が整います。

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