読書へのモチベーション:早期の読字発達における大切な土台
この記事の内容 読書へのモチベーションとは? なぜお子さんの読書意欲を育てる必要があるの? お子さんが本を読みたがらない理由 自己効力感の低さ 読みたい本を選べない...
この記事の内容
- 読書へのモチベーションとは?
- なぜお子さんの読書意欲を育てる必要があるの?
- お子さんが本を読みたがらない理由
- 自己効力感の低さ
- 読みたい本を選べない
- 読書の価値を感じられていない
- お子さんの読書意欲を応援する5つのヒント
- 1. お子さんに選ばせる!
- 2. 読書をごっこ遊びの一部にする
- 3. 親がお手本になる
- 4. 読書仲間のコミュニティを作る
- 5. 読書アイデンティティを育てる
読書へのモチベーションについて深く知ることで、お子さんが生涯にわたって読書を楽しむ「読書家」への道のりをしっかりとサポートしてあげられます。
読書へのモチベーションとは?
読書へのモチベーションとは、シンプルに言えば「本を読みたい」というお子さんの意欲のことです。読書意欲が高いお子さんは、本に興味を示し、まだ文字が読めなくても絵を見てお話を「読もう」としたりします。また、自分で言葉を読めるようになるために、文字や文字の音(フォニックスなど)を熱心に学ぼうとすることもあります。

もしお子さんに読書への強い意欲がない場合、読書が関わる場面を避けがちになります。読み聞かせをしようとすると大声を上げて逃げ出してしまったり、文字を教えようとする時間を嫌がったりするかもしれません。
なぜお子さんの読書意欲を育てる必要があるの?
読書へのモチベーションは、初期の読み書き能力(リテラシー)を完成させるための重要なパズルの1ピースです。本に触れたいという気持ちがなければ、読めるようになりたいという意欲も湧きにくいものです。
多くの場合、読書へのモチベーションは最初はとても高いのですが、文字を読む練習でつまずいてしまうと、一気に低下してしまうことがあります。だからこそ、読書を常にポジティブで楽しい体験にしておくことが大切です。
とても幼い頃からモチベーションを育み、その意欲を高く保ち続けることで、お子さんは最初のつまずきを乗り越え、「もっと読みたい」という強い気持ちを持ち続けることができるようになります。
お子さんが本を読みたがらない理由
子どもが本を読みたがらないのには多くの理由がありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。

自己効力感の低さ
自己効力感とは、自分を信じる力や、困難に前向きに立ち向かおうとする気持ちのことです。読書に関連することが難しく感じられると、この自己効力感が低下してしまうことがあります。
子どもは、繰り返し失敗したと感じる場面を避けようとする傾向があります。自己効力感が低くなっているお子さんには、どんなに小さな成功でもしっかり褒めて認めてあげることが重要です。そうすることで自己肯定感が高まり、学ぶ力への自信が育まれます。
読みたい本を選べない
読書へのモチベーションが湧かないのは、単に「自分で選ぶ権利」がないことが原因である場合も少なくありません。子どもは自分の興味があることを探究するのが大好きなので、読む本を一方的に決められてしまうと、読書が「やらされる面倒なこと」のように感じられてしまいます。
読書の価値を感じられていない
ご家庭での読書があまり重視されていないと、子どもにとっても読書が優先順位の低いものに感じられてしまいます。本を読むことの大切さが実感できず、読書の機会を拒んでしまうことがあります。
お子さんの読書意欲を応援する5つのヒント
このように、読書へのモチベーションは非常に大切な初期のリテラシースキルです。では、お子さんの意欲を保ち続けるにはどうすればよいでしょうか?以下のヒントを参考に、お子さんが本を読みたいという強い気持ちを持ち続けられるようサポートしてあげましょう。読書意欲に特に問題がないように見える場合でも、ぜひこれらのヒントを取り入れて、生涯にわたる読書好きに育ててあげてくださいね!
1. お子さんに選ばせる!
先ほどもお伝えしたように、選択肢がないことは子どもの読書意欲に大きな影響を与えます。
子どもに選ばせることで、自分のペースで学び、探究する機会が生まれます。また、自分で選ぶことで、促されなくても主体的に読書に関わる可能性が高まります。

これはとても簡単なことで構いません。寝る前の絵本を選ばせたり、図書館や本屋さんで家に持ち帰る新しい本を自分で決めさせたりしてみましょう。
2. 読書をごっこ遊びの一部にする
読書を楽しく、モチベーションの湧くものにする最高の方法の1つが「遊び」を取り入れることです。
単語カードをひたすらめくるのではなく、文字を学ぶのに役立つ楽しいゲームがたくさんあります。

おままごとのキッチンやレストランごっこで注文を取るなど、実際の遊びの中で読み書きを取り入れることもできます。
遊び方に間違いはありません。お子さんが普段どんな遊びが好きかを思い浮かべ、その遊びのルーティンの中に読書のきっかけをクリエイティブに取り入れてみましょう。
3. 親がお手本になる
子どもは、親が大切にしているものを大切にするようになります。読書があなたにとってどれほど大切かをお子さんが目にすれば、お子さんも同じように読書の価値を感じるようになります。
あなたが「自分自身が楽しんでいる本」を読んでいる姿をお子さんに見せてあげましょう。読書がいかに好きかを話して聞かせるのも素敵です。スマートフォンでメールを読んだり、オンライン記事を読んだりしているときも、今何をしているのかを言葉で伝えてみてください。

読書があなたの生活に欠かせない一部であることを見れば見るほど、お子さんはその価値を理解し、あなたをお手本にしたいと思うようになるでしょう!
4. 読書仲間のコミュニティを作る
子どもはお友達と交流するのが大好きですし、それは幼児期の社会性の発達にとっても不可欠です。子どもたちが集まって一緒に本を読んだり遊んだりできる、小さな「子どもブッククラブ」を作ってみてはいかがでしょうか?

読書仲間のコミュニティに属していると感じられると、お子さんはお友達と本についての話を共有することにワクワクするようになります。これが自信となってより読む力が育ち、読書に積極的に関わるようになって、モチベーションもさらに高まります。
5. 読書アイデンティティを育てる
人は誰しも個性があるように、読者としてもそれぞれ違った個性を持っています。お子さんが自分自身の「読書アイデンティティ」を見つける手助けをしてあげることが、読書への意欲を引き出すことにつながります。
どんな本を読むのが好きか、お子さんと一緒に振り返ってみましょう。どんな本に惹かれますか?どんなことについて知るのが好きですか?面白いお話が好きな子もいれば、図鑑やノンフィクションの本から学ぶのが好きな子もいます。

読書アイデンティティを築くもう1つの方法は、読書における得意な点と苦手な点を理解することです。例えば、一文字ずつ音を合わせて読むのは得意だけれど、一目で認識すべき頻出単語を読むのが苦手な場合もあるかもしれません。小さく達成しやすい目標を設定してあげることで、成功体験を積み重ね、自信を高めることができます。
どんな本が好きか、そして自分の得意・不得意を理解することは、「読者としての自分」を確立し、読者はみんな違っていてそれぞれが特別なんだと気づく手助けになります!
著者: Jenna Dowd