子どもに自制心を教える方法:4つの簡単なコツ
「自己規律」は「自制心」とも呼ばれます。自制心のある人は、最終的な目標を達成するために、自分の衝動をコントロールしたり、抑えたりする必要があります。簡単に言えば、私たちは…
「自己規律」は「自制心」とも呼ばれます。自制心のある人は、自分の衝動をコントロールしたり抑えたりすることで、最終的な目標を達成する必要があります。簡単に言えば、もっと欲しいものを手に入れるために、今欲しいものへの強い衝動を我慢することです。
子どもにとっての自制心とは、親が子どもの行動をコントロールしようとすることではありません。子ども自身が自分の行動をコントロールできるよう教えることです。自制心が身についている子どもは、口うるさく言われたりプレッシャーをかけられたりしなくても、宿題やお手伝いなど、生活に欠かせないことを自分でこなすことができます。
自制心が身についていない子どもは、大人になってもこの大切なスキルが欠けたままとなり、次のようなことに影響が出る可能性があります…
- 仕事
- お金の管理
- 家事や家庭での責任

子どもの自制心とはどのようなものか、よりイメージしやすいように、自制心がある場合とない場合の例をいくつかご紹介します。
自制心がない例:4歳の男の子が、自分の話す番を待てずに会話に割り込んでしまう。
自制心がある例:4歳の男の子が、友だちにおもちゃを取られたとき、仕返しに叩くのではなく、大人に助けを求める。
自制心がない例:5歳の女の子が、寝つくまでの退屈さに耐えられず、何度もベッドから出てきてしまう。
自制心がある例:6歳の男の子が、朝食を終えると自分から進んで席を立ち、学校へ行く着替えをする。
自己規律や自制心を身につけるスキルは、一生をかけて育んでいくものです。大人でも、生活のすべて、あるいは一部で自制心に苦労している人はたくさんいます。でも、大人が自制心を鍛えられるのなら、子どもにもできます。大人でさえ苦労することですから、お子さんが一晩で身につけることを期待しないでください。幸い、時間をかけてお子さんの自制心を育てる方法があります。
自制心を育む方法
1. 親が自制心を実践する
これは、お子さんに自制心を教えるいちばん簡単な方法です。親自身がお手本を見せればよいのです!子どもは見て学びます。見ていないように思えるときでも、子どもはしっかり親を見ています。
映画を観る前に家事を済ませるなど、親が自制心を発揮するお手本を見せていれば、お子さんも時間をかけて、自分にも同じことが求められていると学んでいきます。
2. 結果とごほうびを与える
親は、子どもを嫌な気持ちや状況から守ってあげたいと思うことがあります。しかし、そうすると子どもは自分の行動の結果を学ぶことができません。たとえば、お子さんの宿題を親が代わりにやってしまうと、お子さんは次のことを学べません…
- 勉強している教科の内容
- 新しい課題を学び、やり遂げたときに感じる誇らしさ
- 課題をやらなかった場合に失敗するという結果
難しい状況を避けるのではなく、自制心が足りなかったときに自分の行動がどんな結果を招くのかを学べるよう、あえて失敗させてみましょう。これを「愛のムチ」と呼ぶ人もいます。自制心が足りないとどうなるかを学ぶことも大切ですが、がんばったことへのごほうびも必要です!

お子さんが言われなくても着替えや歯みがきなどを自分でこなしていたら、ほめてあげたり、週に一度のごほうびとして、映画を観るために寝る時間を1時間遅くしてあげたりしましょう。
3. 生活に決まった流れをつくる
子どもの生活に決まった流れをつくることは、自制心を学ぶうえで基本となるステップです。毎日の習慣が決まっていれば、お子さんは自分にどんな役割が期待されているのかがわかります。朝ごはんを食べる、着替える、歯をみがくといった日課があることで、やがて子どもが自分でこなせるようになる自制心の土台ができます。
決まった流れや日課は、子どもが自制心を身につけるうえで成功への後押しとなります。さらに、規則正しい環境の中で日々のことを自分でやり遂げると、子どもは誇らしさや達成感を味わえます。そしてそれが、自制心によって「いい気持ち」になれるという、ごほうびの仕組みを生み出すのです。
4. 難しいことだと前もって伝える
子どもは学ぶのが早いものです!もちろん結果からもすぐに学びますが、状況の難しさを前もって伝えておくこともとても大切です。難しい状況や課題に直面したとき、「こんなに大変だと誰かが教えてくれていたら」と思ったことはありませんか?
難しい状況や課題について、お子さんに前もって正直に伝えておくと、これから待ち受ける挑戦に向けて心の準備ができます。例を見てみましょう!
例:お子さんが水泳を習いたいと言ったとします。水泳教室に通い続け、新しい泳ぎ方や、飛び込みのような難しい技術を身につけるには、お子さんにかなりの自制心が求められます。

この例では、お子さんに熱意と自制心が必要です。しかも水泳は、「犬かき」以上の泳ぎを身につけようとすると、とても難しいスポーツです。お子さんが必要な自制心を発揮できるよう心の準備を手伝うために、ゆっくり座って、水泳教室の大変さと得られるものについて話し合ってみましょう。
水泳教室の大変さを伝えるのと同時に、得られるごほうびについても話してあげましょう!大変なことだけを伝えると、水泳教室が魅力のないものに思えて、お子さんはもう続けたくないと思ってしまうかもしれません。でも、水泳で得られるものを伝えれば、自制心を発揮することが人生でどれほど実りあることかを教えることができます。
まとめ
自己規律や自制心は、時間をかけて身につくものです。大人でも苦労している人がいるほどです!お子さんに自制心を教えることはできますが、その力は時間をかけてゆっくりと育っていきます。それでも、幼いうちから教え始めれば、お子さんは自制心のある大人へと成長できます!この力ひとつが、子どもが将来成功できるかどうかを左右することもあるのです。
著者: Liz Talton