自閉症のお子さんのためのセンサリーボトル:簡単ガイド
自閉症のお子さんは、味覚、動き、明るさ、匂い、感触など、身の回りの感覚情報を処理することに困難を抱えることがあります。センサリーボトルは、心を落ち着かせる感覚体験を…
自閉症のお子さんは、味覚、動き、明るさ、匂い、触感など、身の回りの感覚情報を処理することに困難を抱えることがあります。センサリーボトル(感覚ボトル)は、自閉症や感覚過敏などのニーズを持つお子さんに、心を落ち着かせる感覚体験を提供してくれます。自閉症のお子さんは、周囲からの感覚刺激に圧倒されてしまうことがよくあります。このような感覚玩具は、過度な刺激にストレスを感じているお子さんのパニックやかんしゃくを鎮めるのに役立ちます。
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感覚遊びや感覚玩具には、自閉症のお子さんにとって次のようなメリットがあります:
- 語彙の発達を促す
- 微細運動能力(手先の器用さ)を高める
- 原因と結果の関係を学ぶ
- 自己コントロール力を育む
- 自分で感情や状態をコントロール(自己調整)できるようになる
- 集中力と注意力を高める
- 前庭感覚系(バランス感覚)を整える
- 攻撃的な行動やイライラを軽減する
『Journal of Autism and Developmental Disorders』に掲載された研究によると、定期的に感覚統合療法を受けたお子さんは、受けていないお子さんと比較して、社会的場面や身の回りのこと(セルフケア)において親のサポートを必要とする度合いが少なくなったことが分かっています。感覚統合療法は大きな助けになります。
https://www.youtube.com/watch?v=76MTGCgFt5E
感覚遊びが自閉症のお子さんにもたらす多くのメリットに加え、センサリーボトルは「部屋が散らからない」という点でも特に優れています!中身は密閉されたペットボトルの中に収まっているため、どこにでも持ち運べます。外出先で感覚過敏からパニックを起こしてしまった時にもぴったりです。お子さんに合わせた手作りセンサリーボトルを始めるために、まずは中に入れるアイテムのアイデアを見てみましょう!
センサリーボトルの中身のアイデア:
- 吸水ポリマービーズ(ウォータービーズ)
- スパンコール
- ラメ(グリッター)
- 小枝
- ストロー
- レゴブロック
- コンフェッティ(紙吹雪)
- 貝殻
- ボタン
- ビー玉
- 乾燥パスタ
- お米
- 乾燥豆
- プラスチックの文字や数字
- ビーズやジュエリーパーツ
- プラスチックのお花
- プラスチックの動物フィギュア
- ポンポンボール
- キョロキョロ目玉パーツ
- 小さな消しゴム
- 砂
- 羽(フェザー)
上記のようなアイテムを液体なしでボトルに入れるだけでも楽しめますが、特定の液体を一緒に入れることで、さまざまな視覚的効果を生み出すことができます。
センサリーボトルに使える液体:
- 水
- 食用色素
- グリッターのり
- ヘアジェル
- ベビーオイル
- サラダ油(植物油)
- シャンプー
- 水あめ(コーンシロップ)
- 食器用洗剤
- 洗濯のり(透明な液体のり)
センサリーボトル作りを始めるなら、まずは色々と実験してみましょう!入れる液体の種類によって、ボトルごとにまったく違った動きや効果が生まれます。自分で一から試すのが不安な場合や、もっと手軽に作りたい場合は、ネット上にもたくさんの「レシピ」が紹介されています。
センサリーボトルを作る際には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。実験するときは、次の5つのコツを参考にしてみてください:
- 液体を入れすぎないこと - お好みの液体をボトルの半分ほど入れてから、材料を投入しましょう。
- (最初は)フタを接着剤で固定しないこと - 作ったものを動かしてみて、中の飾りの動きが気に入るかテストします。気に入らなければ、液体の量を調整してください。
- 動きを速くしたい場合は、水を多めに加えます。
- 動きをゆっくりにしたい場合は、とろみのある液体(水あめ、ハンドソープなど)を加えます。
- 水やとろみのある液体を足して、できるだけボトル内の空気を抜くようにしましょう。
特定のレシピ通りに作って狙った見た目や感触にするのも良いですが、まずは定番の「スタイル」からお子さんに試してみるのがおすすめです。
おすすめの「スタイル」例:
- グリッター・センサリーボトル - 液体とラメ(グリッター)だけを入れたボトル。
- 波(ウェーブ)・センサリーボトル - ベビーオイルやサラダ油、食用色素、またはラメと水を入れたボトル。
- 宝探し(かくれんぼ)・センサリーボトル - 液体は入れず、砂や米、豆と一緒に小さなおもちゃだけを入れたボトル。
- レインスティック・センサリーボトル - 液体は使わず、小枝とお米だけを入れて雨の音を再現したボトル。
これらのセンサリーボトルのスタイルを参考に、私も実際に実験してみました。以下で、簡単に作れる2つのレシピをご紹介します!
センサリーボトルの作り方
ラメとオイルの波(ウェーブ)センサリーボトル

左の写真はボトルを振って混ぜた時の様子です。右の写真はボトルの中身が「落ち着いた」時の様子です。眺めているだけで引き込まれるような美しい効果が生まれます!
ラメとオイルの波センサリーボトルの作り方は、以下の手順に従ってください:
- ラベルを剥がしたペットボトルを用意します
- 計量カップ1/4程度のラメを加えます(何色か混ぜても、1色だけでもOK)
- ボトルにぬるま湯を半分ほど入れます
- ボトルの残りの部分に油を注ぎます(私はサラダ油を使いました)
- フタをしっかり閉めてよく混ぜ、動きや見た目が気に入るか確認します
- 仕上がりに満足できたら、フタを接着剤でしっかり固定します
ポンポンを使った基本のセンサリーボトル

- ラベルを剥がした透明なボトルを用意します
- ボトルに透明な液体のりを深さ2〜5cmほど入れます
- ひとつかみのポンポンを加えます
- ボトルの残りの部分にぬるま湯(冷水ではなく)を注ぎます
- フタを閉めて、よく振ってみます
- ポンポンの動きが気に入ったら、フタを接着剤で固定します
ポイント:液体のりなど粘度の高い液体を多く入れるほど、ボトルの中の物がゆっくり動くようになります。ポンポンは非常に軽いので、このボトルにはのりをあまり多く入れる必要はありません。
さあ、実験を始めてみましょう
センサリーボトルは、自閉症のお子さんが感情を落ち着かせ、気持ちを整えながら、集中力や注意力を高めるのに役立つ持ち歩き可能な感覚体験グッズです。中身も完全に自由にアレンジできます!あとは、さまざまなクラフト素材や液体を使って、実際に実験しながら作ってみるだけです。
著者: Liz Talton