構音(発音)と音韻処理の違いとは?それぞれの特徴をわかりやすく比較

ことばの発達について話すとき、話題は構音や音韻認識に左右されがちです。だからこそ、子どもが話さない理由や、明瞭度(聞き手が理解できる度合い)が低い理由はたくさんあると知っておくことが大切です…

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ことばの発達について話すとき、話題は構音や音韻認識に左右されがちです。だからこそ、子どもが話さない理由や、明瞭度(聞き手が理解できる度合い)が低い理由はたくさんあり、音韻処理もそのひとつであると知っておくことが大切です。

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語音障害は、音韻障害と構音障害に分けられます。音韻障害と構音障害では治療法が異なるため、語音障害を適切に診断してもらうことがとても重要です。

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まず、構音障害は、子どもが特定の音(ひとつまたは複数)をうまく発音できない場合に起こり、誤っている音そのものに取り組むことで改善します。たとえば、「サ」行の音を出すときに舌の位置がずれていると、「サ」行の音が本来とは違う音になってしまいます。

お子さんに構音障害がある場合:

  • 音を出したり、特定の語音を正しく作ったりすることが難しい(例:舌足らずな発音になり、「さかな」が「たかな」のように聞こえる)。
  • 特定の音を出せないことがある(例:「さ」の音が出せず、「さかな」を「しゃかな」と言う)。

構音療法では、特定の音に的を絞って練習できます:

音韻障害はより複雑です。これは、子どもが語音の発音を単純化するために使う、ことばのパターンだからです。たとえば、単語の最後の音を省いてしまうケースがあります。「ねこ」を「ね」、「くつ」を「く」と言うかもしれません。非常に聞き取りにくい話し方をする子どもの多くは音韻障害があり、その話し方には誤った発音のパターンが繰り返し見られるのが特徴です。

次のような場合、お子さんには音韻障害があります:

  • 音は正しく出せるものの、単語の中の違う位置や違う単語で使ってしまう。例:「か」の音の代わりに「た」の音を使い、「かさ」を「たさ」と言う。
  • 単語の中の特定の音を間違える。例:「かめ」では「か」と言えるのに、単語によっては省いてしまい、「すいか」を「すいあ」と言う。

音韻プロセスの誤りの種類一覧:

音韻プロセス

説明

例

前方化

本来口の奥で作られる音を、口の前方で作る音に置き換える

「かさ」を「たさ」、「からす」を「たらす」

後方化

本来口の前方で作られる音を、口の奥で作る音に置き換える

「たいこ」を「かいこ」

語末子音の省略

最後の子音を省く・抜かす

「パン」を「パ」

子音連結の単純化

連続する子音(2つの音)を1つの音に単純化する

「スプーン」を「プーン」

弱音節の省略

単語の中の弱い音節を省く

「テレビ」を「テビ」

わたり音化

/r/や/l/の音が/w/や/j/に置き換わる

「りんご」を「いんご」

破裂音化

音の置き換え

「さかな」を「たかな」

重複

音節の繰り返し

「みず」を「みみ」

母音前の有声化

無声子音を有声子音に置き換える

「たいこ」を「だいこ」

語頭子音の省略

最初の子音を省く

「はな」を「あな」

音の挿入

2つの子音の間に「ウ」のような音を加える

英語の「plane」を「プレーン」と言う

子どものことばは、発達の過程で通常の構音や音韻の誤りを経験するものだと知っておくことが大切です。2歳までに、初めて聞く人にとって子どものことばの50%が理解でき、3歳までに75%、4歳までに100%が理解できるようになるのが目安です(ASHA)。

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